2017.05.09
【風紀】ナンバー2&3位が猿顔チビ男に夢中!?狭い世界が織り成す異様な恋愛、ボーイとキャバ嬢の三角関係


キャバクラでありがちなのが、ボーイとキャバ嬢の恋愛関係、いわゆる「風紀」です。
同業の恋愛関係(風紀)は水商売業界では完全タブーとされており、バレた場合は解雇または罰金(100万円というお店が多い)のペナルティがある店舗も多く存在します。
しかし、そんなペナルティの存在もむなしく、風紀はとっても多いんです。
今回はわたしが実際に身近で知った風紀、ボーイとキャバ嬢の三角関係を教えちゃいます。
◎るかさんのプロフィール
①当時の年齢 21歳
②当時の時給と月給
時給は2500円スタートで、売上によって時給変動がありました。
3500円くらいまで上がったかなと思います。
月収はおよそ20万~40万の間です。週2~週3程度の勤務でした。
③働いていたお店のエリア 所沢、秋葉原
またガールズバーではありますが中野での勤務経験もあります。
③キャバクラで働こうと思った動機
友人の誘いと、田舎から上京してきたので漠然とキレイな都会の世界に憧れていました。
飲み会の時隠れて泣いているMちゃんを発見

©︎Travesty Photography
朝までみんなで笑ってはしゃいで、仕事のストレスを吹っ飛ばそう!という趣旨のものです。
そんな時、キッチンの横で隠れて泣いているMちゃんを発見しました。
うずくまって俯き、静かに涙を流していたんです。
Mちゃんはお店のナンバー3。
可愛らしい仕草や声と、スレンダーな体のギャップが男性に人気でした。
とても一生懸命で、時々接客の相談を店長としているのも見かけていました。
決して人の悪口を言わない子で、明るく、頼れるお姉さんです。
私はMちゃんが泣いているのを見たとき「酔っぱらって泣き上戸なのかな?」と思いました。
「お水持ってこようか?大丈夫?」と声をかけると、首を横に振るだけ。
あんまり声をかけて欲しくないんだなと思い、私はそのままキッチンに向かいました。
キッチンにはボーイのIさんが、みんなのためにおつまみを作ってくれていました。
「水ある?なんかMちゃん具合が悪いみたいなんだよね」と言うと、Iさんはなんだか歯切れの悪い返事。
そう、この時まさにMちゃんはIさんに告白してフラれていたんです。
理由は、Iさんがお店のナンバー2であるUちゃんと付き合っていたから。
UちゃんとIさんの秘密の関係

©︎mark sebastia
どんな衣装も似合うし、甘えん坊さんで女の子の間でも可愛がられていました。
そんなUちゃんが、Iさんに恋をしたことを私は早い段階で知っていました。
Uちゃんが彼氏ができたこと、その相手がIさんで実は「風紀」であることを私に教えてきたからなんです。
多分わたしがもうすぐ仕事を辞めるというタイミングだったので、風紀がバレてもリスクが低いと思ったのかもしれません。
それとも、誰かに聞いてほしかっただけかもしれません。
とにかく二人は知らない間に連絡を取って、デートをしたり、お店の社員旅行でも二人で抜け出したりと着実に関係を進めていたようなんです。
二人を妨害するMちゃん
Mちゃんは二人が風紀の関係である事になんとなく気づいていたようでした。
そして気づきながら、Iさんを好きでわざと家に呼んだり、甘えたり、電話をしたり、IさんとUちゃんを二人っきりにしないよう画策したりと、彼女なりに努力していたんです。
でも最終的に、選ばれたのはUちゃんでした。
なんと、二人は結婚したのです。
なぜボーイはキャバ嬢にモテるのか?

©︎Jon_Huang
ボーイと恋愛、ということもそうですがIさんはイケメンではないんです(笑)
どちらかと言えば完全に猿顔で小柄だし、わたしは男性として意識したことがありませんでした。
なぜ彼がモテるのか?というのは他のキャバ嬢にとって永遠の謎ですが、おそらく優しく愚痴や悩みを聞いてくれたことがキッカケなんだと思います。
キャバ嬢の売上が伸びないことや、女性としての魅力がわからず接客が上手くいかない。そんな悩みの相談にのるとき、ボーイはひたすら優しくしてくれます。
「君の魅力、俺はいっぱい知ってるよ」「キレイだよ」など、褒めちぎるんです。
褒められて自信がついて、そしてボーイに心を開くようになりますよね。
それがいつしか恋心に変わってしまうんです。
MちゃんもUちゃんもキッカケは「優しさだった」と言っていましたから、間違いないと思います。
最後に

©︎Jon_Huang
Iさんに尋ねたところ「あんまり構われたくないタイプかなと思って、あえて話しかけないようにしてた」とのことでした。
アタリです。
さすがIさん!当店随一のモテ男!と私は感心しちゃいました。
ボーイとキャバ嬢の恋愛関係は、何度も言うようにご法度です。
でもその反面、多くのボーイとキャバ嬢が結婚して家庭を作ったのをわたしは知っています。
お店にバレないように秘密の関係も、たまには良いかもしれませんね。