「エンプティーカロリー」の本当の意味知ってる?キャバ嬢の上手なお酒との付き合い方


稼ぎ時である忘年会・新年会シーズンもようやく落ち着きはじめ、キャバクラはもちろん、ナイトワーク業界、飲食業界などでは連勤続きで疲れが溜まっている方も多いのではないでしょうか。
キャバ嬢は特に休みの日でも飲み会が多い時期の為、連日のお酒で二日酔いが仕事に響いてしまったり、浮腫んで悲惨な状態になってしまったという事を高確率で経験していると思います。
そこで、お酒を飲む機会が多いキャバ嬢の為に、お酒が翌日に響いたり浮腫んで太ってしまう事のないよう、お酒との上手な付き合い方を紹介していきたいと思います。
どうしてお酒は太るのか?お酒だけなら太らないは嘘?
©Orion Freeman
「お酒はエンプティカロリーだから大丈夫」や「アルコールよりも食べ物が太る原因」という話を聞いたことはありませんか?
※エンプティカロリーとは
体内に蓄積されず、カロリー内に脂質などの栄養素が含まれていないことから“空っぽ”(エンプティ)のカロリー=低カロリーと言われています。
しかしこの解釈は間違ったもので、本来海外で認識されている意味合いとしては「栄養素(タンパク質、ビタミン、等)がほとんど含まれていないが高カロリー」とされています。
日本では「アルコール=エンプティカロリー=カロリーがない」といったように、言葉の通りに受け取ってしまった方が多く、それにより間違った解釈で広がってしまいました。
お酒で太る原因
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お酒はアルコールだけで出来ているわけではなく、梅酒や果実酒などには大量の砂糖も含まれています。
キャバ嬢でも好きな子が多いカクテルはジュース(砂糖たっぷり)で割るものが多く、ビールやワインも糖質が含まれています。
お酒を飲むと、普段ならば脂肪やその他栄養素を分解している肝臓がアルコールの分解を最優先にする為、その間脂肪を燃焼する事が出来なくなってしまい、脂肪がどんどん蓄積されてきます。
糖質の多い甘い「カクテルや果実酒を飲むと太る」という理由はこれです。
さらに、アルコールには脂肪の代謝を抑制する働きもあり、これらの相乗効果が太ってしまう根本の原因となっているのです。
そこへおつまみや締めのラーメンなどが重なり、更にカロリーを過重摂取してしまう悪循環に陥ってしまいます。
太りにくく二日酔い予防にもなるお酒とは
①焼酎
焼酎は蒸留酒である為、含まれるアルコールの種類が1種類のみです。
ビールなどの醸造酒に比べると体内の分解スピードが速い為、翌日に残りにくいとされています。
また、糖質なども含まれていない為ダイエット中のお酒には最適と言えるでしょう。
②ウィスキー
こちらも焼酎同様糖質が含まれておらず、太りにくいお酒とされています。
最近ではハイボールを飲む女性が増えており、糖質制限ダイエットと並行して取り入れている方も多いようです。
ウィスキーなどの香りは醸造酒にはある食欲増進効果がなく、さらに脂肪の代謝を促すホルモンを増加してくれる働きもあるそうです。
逆に醸造酒である日本酒やワイン、ビールなどはアルコールの種類や不純物が多く、体内での分解に時間がかかってしまう為、翌日に残りやすいお酒です。
ほとんど毎日お酒を飲まれるという方は、飲むお酒を変えるだけでかなり体の様子が変わってくるでしょう。
また焼酎やウィスキーは男性にも好きな方が多い人気のお酒の為、ボトルをおねだりしてみるのも良いかもしれません。
翌日浮腫みにくい飲み方とは
©Meno Istorija
①水を飲む
ご存知の方も多いかとは思いますが、お酒を飲む際に一緒に水を飲むことによって翌日の浮腫みが軽減されます。
アルコールを分解する為に水を消費する為、水分補給をしないでお酒を飲み続けると脱水状態となってしまい、老廃物を含んだ水分なども排出されずに浮腫みの原因となります。
ベストなお水の量はお酒と同量です。お酒を1杯飲んだらお水も1杯飲むというように、バランスをとりながら飲むと良いでしょう。
②就寝前3時間以上はあける
成人女性だとアルコールを分解するのに約3時間かかると言われています。
家などでお酒を飲んでそのまま寝てしまうと体内にアルコールが残った状態となり、身体が普段より余計な働き(アルコール分解など)をしながらの睡眠となる為、熟睡できず疲れが取れません。
お店が終わって、アフター等がない場合はまっすぐ家に帰りしっかり湯船に浸かって身体を温める事を意識すると良いでしょう。
寝る準備をしているとあっという間に3時間ほどは経過してしまいますよね。
ゆっくり寝る準備をする事で翌日の目覚めもすっきりしたものとなる為、酔って帰宅しメイクしたまますぐに寝るなんて事のないよう、気を付けていきましょう。
まとめ
©王明源
働くにあたり、お酒を飲むことも仕事内容に含まれているキャバ嬢だからこそ、ちゃんとしたお酒との付き合い方をマスターしなければ最悪身体を壊してしまう事もあるかもしれません。
また、一人一人がお店の商品として接客する為、「飲み過ぎた翌日、顔がパンパン」なんて事はあってはなりません。
「自分自身が商品」という自覚をもって、日々のお酒と上手く付き合っていきましょう。