指名が重なるだけでNo.1気分が味わえる田舎キャバクラ


有名で大きな繁華街のキャバクラ嬢のNo.1は、シャンパンタワーにシャンパンを注ぎ、指名客であっても数分しか対応できないなんて日常茶飯事。
Instagramでしか見た事ない世界ですが、そういった華やかなNo.1キャバ嬢を思い浮かべる人は少なくないと思います。
今回はそういった有名な繁華街のNo.1キャバ嬢とは違う、田舎キャバクラでよく起こるNo.1あるあるをご紹介したいと思います。
目次
キャバクラにおけるNo.1の定義とは?
冒頭にも書きましたが、雑誌やInstagramで話題になっているNo.1キャバ嬢の特徴として
「一晩で○○億円の売り上げ!」
「誕生日イベントで数千万のシャンパンタワー!」
という売上がいくらあるという話を目にしたことがあると思います。
どのお店でも、お客様にいくらお店で使ってもらったかという売り上げでランキングが決まるのが普通だと思いますよね。しかし田舎キャバクラは違うのです。
売上なんてどうでもいい
私の住んでいる町の飲み屋街では、キャバクラは数店舗しかありません。そんな田舎街ですが一般的な飲み屋さんの繁忙期には忙しくなりますし、お店も平日でも満席になることも珍しくありません。
そして、私が勤めていたお店はワンセット4000円~6000円というセット料金で、女の子のドリンクは1杯1000円、指名料1000円と田舎キャバクラらしい価格設定でした。
ノルマもペナルティもないゆるいルールのお店だったので、時給も高くありません。しかし、それでは女の子同士張り合いがないという事で「指名本数25本につき時給500円アップ」というシステムが導入されたのです。
そのシステムのお陰でそれぞれの女の子の指名本数は増えたのですが、指名本数だけを稼ぐ女の子が増えるという問題が起きたのです。
それは「お客様にお金を使わせない」作戦で、自分の指名料はもらうけれどドリンクは頼まない、もし頼んでもワンセットに1杯だけというお店にとっては売上の上がらない行為を行う子が増えていきました。
指名のためにポッキリ価格
閑散期やお店が暇なのに、女の子が余っている状態の時に「ポッキリ」と呼ばれる「セット料金も女の子のドリンク代も込み5000円」という特別セットがあります。
それはお店の状況を見てオーナーや店長が、お客様と交渉する時に使うのですが…指名本数を増やしたい女の子たちは自ら「ポッキリにして」と低料金を提示していました。
確かに、価格が安い方がお客様としては嬉しいし何回も通ってくれると思うのかもしれませんが、そういった席にはトーク力も低い気配りの出来ない女の子が配置されていました。
指名が重なるだけでNo.1気分が味わえる田舎キャバクラ
そういった自ら低料金を設定する事で、お客様を増やしていった女の子たち。もちろん、忙しい週末には指名が重なることも増えていきます。
「指名が多い=売れている証拠」と思っているお客様も多いので、「人気があるね」とお客様にも言われ「自分は人気があるんだ」思い込むのは田舎キャバ嬢あるあるの1つです。
たとえ指名が重なって1晩の売り上げが5万円前後だとしても指名が重なったら「売れっ子」なのです。
態度ももちろん大きくなる
指名が重なってNo.1気分を味わうと、どの女の子も休憩時間がとても長くなるという特徴があります。
もちろん、これも田舎キャバ嬢あるあるですが、お客様を放置して長時間タバコを待機室で吸うのは当たり前のこと、スマホのゲームをし始める子もいました。
中には昼職もして疲れているからとお客様の横で爆睡する子も…普通のお店では考えられない出来事ばかりですよね。
しかし、田舎キャバクラでは日常茶飯事の出来事で「勘違いNo.1」の特徴とも言えます。
No.1は価格の安さでは決まらない
もちろん最初は価格の安さでリピートしてくれるお客様もいました。
しかし、何回も来るうちに「楽しくない」という事に気づき、別のお店に流れていってしまったのです。
確かに女の子のドリンク代も気にせずに5000円でカラオケも歌えて飲み放題となれば居酒屋よりは安いですが、指名の女の子の彼氏への愚痴を聞かされたり態度の悪い女の子が毎回隣に付いたりするだけでは、キャバクラを利用する意味がありませんよね。
それなら高いお金を払っても楽しいお店に行こう!となるのは当たり前のことなのです。しかし、それに気づいている女の子はあの店にはほとんどいませんでした。
まとめ
今回は低料金を設定し売上もないのにNo.1になった気になれる田舎キャバ嬢あるあるをご紹介しました。いかかがでしたか?
本当に指名が2本以上重なった時のドヤ顔は分かりやすく見物です。もちろん、そういったお店なのでシャンパンのポンという音が響くこともほとんどありません。
しかもシャンパンを空けると「お客さんが可哀想」と言われたりする事もあるのでInstagramのような華やかなキャバクラは異次元すぎるなと思いました。今回は以上です!